お知らせ

パル神父様に寄せて

2020年04月11日

パル(ラニエル・ベルドス)神父様へ

助任司祭として共に働いてくださって、ありがとうございました。2019年4月から私、天本とともに働き、色々と感じたことがあったでしょう。パル神父様が、主任司祭のあるべき姿として思い描いていたものと違ったところもあったのではないでしょうか。

パル神父様が司祭としてもっている情熱と能力を十分に発揮できるだけの機会を作ることができなかったかもしれません。私自身がかつて助任司祭として働いていた3年間を思い起こすと、主任司祭として十分にサポートできなかったことを反省しています。

司祭としての人生をどう生きていくかはひとりひとり司祭によって違ってきます。パル神父様ならば、これから派遣された先で出会った人たちと共に教会共同体を築いていきながら、司祭職の道をしっかりとした足並みで歩むことができるでしょう。期待しています。

 

主任司祭 天本昭好

 

パル神父様へ感謝

パル神父様、1年間という短い間でしたが関口教会共同体のために色々と尽くしていただきありがとうございました。昨年は、司祭団の異動や教皇様をカテドラルにお迎えする等、わたくしたちにとっては非常に意義深い1年でしたが、その時間をパル神父様と過ごすことが出来たことを幸せに思っています。

パル神父様にはミサ以外にも入門講座や教会学校でイエス様の教えをわかりやすく説き、また関口のホームページのコラムには毎月、典礼に則した様々なテーマについて神父様の思いを掲載されています。私は毎回このコラムを読むのが楽しみでした。昨年の年末のコラムで神父様は家族の大切さについて書かれ、その中で自分のご両親の事について触れられています。遠い母国に両親を残して宣教のために日本に来られていること、そして家族に対する、また、家族からの神父様への思いが伝わってくる内容でした。実際、神父様は宣教会の研修などでフィリピンにお帰りになる前は本当にうれしそうになされており、帰ってきた時にはエネルギーがチャージされたかのようでした。神父様を神様が私たちのところに派遣して下さった背景にご両親の暖かな愛情があることに感謝しなければならないと思います。神父様の所属するスカラブリニ修道会は「私たちの本当の家は天国にあります。私たちはこの地球でみんな移民です。」という創設者の言葉に従い、外国にいる移住者・移民をその国の小教区において司牧することを活動の中心としていると伺っています。その意味では、今度赴任なさる千葉寺教会は外国から来られている移住者・移民の方が多いと聞いていますので、一層のご活躍ができる場所を神様がご用意されたと理解しています。神父様と1年で別れるのは残念ですが、今後の神父様の宣教活動に大きな実りがありますように信徒一同、祈っております。             

運営委員長 小池四郎