お知らせ
せきぐち – 2013年3-4月号
2013年04月25日
Sr.品川のキリスト教入門講座から
今年の復活祭には32名の方が洗礼の恵みを受け、新しく関口教会の一員となる予定です。Sr.品川のキリスト教入門講座でも19人の方が洗礼を希望されています。講座の様子や関口教会をはじめて訪ねていらっしゃる方への配慮などをSr.品川から伺いました。
多くの方々が求める信仰講座
主日のミサ後のキリスト教入門講座は20~30人の方が一緒に勉強しています。はじめから信仰を求めてくる方もいれば、教会に興味をもって、教会のことを知りたいと訪ねてこられる方もいます。前年度はすでに洗礼を受けた方も講座に入っていたのですが、部屋に入りきれなくなり、今年度は信者でない方を対象にすることになりました。講座ではいつも、『聖書と典礼』を使って、講座時間(1時間15分)の半分は、主日のみことばを自分の生活の中で生きられるように解りやすくかみ砕いて話し、生活と信仰の結びつきの大切さをお話しています。また、典礼暦とあわせて教会の教義的な内容も取り入れています。
今日(四旬節第4主日)は、「神に立ち返る」という箇所から、秘跡の意味とゆるしの秘跡が持っている内容を説明しました。
2月からは倉田神父様の担当だった水曜日と土曜日の講座も引き継ぎました。水曜日のクラスは幼稚園のお母さんが多いです。子どもの教育のためにも家庭のためにもとてもよいことだと思います。また、この教会を訪ねて、救いを求めている方、信仰を求めている方が数多くいらっしゃるということがわかりました。多くの講座を開けば、それだけ求めている方の助けになると思います。
はじめて教会を訪れる方のために…
主日のミサにはじめてくる方も多いですね。様子を見ていれば、はじめて教会を訪れた方であることが信者の皆様にはすぐわかると思います。近くにそのような方がいらっしゃったときには、聖歌集の見方を教えてさしあげるなど、お手伝いをしてあげたら、もっともっとたくさんの方が助かることでしょう。知らん顔しているのではなく、そのようなお手伝いを一人ひとりがされたら、カトリック教会もずいぶん変わると思うのです。
旅路である人生
イスラエルの民が荒野を旅したように、人生は旅路だと思っています。人生は山あり谷ありでいろいろなことがあります。水もないこともあるし、飢えるときもあるでしょう。最近年齢を重ねてきて感じることは、人生は旅なのだけれども、だんだん狭い道になるということです。「奥の細道」ということを感じます。聖書の詩編に「あなたの小道を」ということばがありますが、まだ先が見えていない細い小さな道を歩いていきますが、それはとぼとぼとではなく、イエス様と一緒に歩いていくのです。どんな曲がり角でも一緒に曲がってくださると信じて歩いてみると、また違う景色が見えてくる。わたしはそこに信頼をおいて、どんなことが起ころうともその細い道を歩き続けようと思っています。
四旬節は復活祭という新しい春を迎える心の準備をしている時期です。復活祭は毎年来ますが、去年とはまた違う景色だということを最近特に思います。木の葉も花も同じものが咲いているように見えるけれど、毎年違います。そのようにわたしも去年とは変化して、新しいいのちに向かって歩いているんだなぁ…と思います。「あなたの小道を教えてください」という気持ちで目覚めます。どんなにたいへんなことがあっても、それは神さまが準備してくれたものとして受けられるように、今日何が起こってもささげますと唱えて、一日をはじめます。神さまは共にいてくださると約束してくださいましたから、私は恐れていないのです。何があってもです。
信仰年にあたって
第二バチカン公会議開催から50年という節目です。自分のいただいた信仰のめぐみを振り返り、深めるときだと思います。第二バチカン公会議は、今の時代に合う教会とするために開かれたのですから、精神は同じとしても50年前と今とでは違うことが多いと思います。過去を振り返るのではなく、今の時代の教会にあった方法で公会議文書も適応していかなければいけないと思います。今の時代の教会を批判し、自分の知っている古い教会の姿に戻そうとする力はいらないと思います。信仰を新たに生きることが新しい福音宣教であり、今の時代にあった教会を建てることではないでしょうか。
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