お知らせ

イエスの洗礼

2020年01月11日

三田助祭

[福音 マタ 3:13−17]

ヨハネは旧約の最後の偉大な預言者と呼ばれていました。このヨハネがわたしの後に来る方は「聖霊によって洗礼を授ける人である」と宣言しています。今日の福音は、ヨハネが水で洗礼を授ける旧約の時代から、イエスが聖霊によって洗礼を授ける新約の時代に入ったことを宣言しています。

御子が人間イエスとしてこの世に降ってこられたのですから、イエスは神です。でもイエスは、あくまでも、死に至るまで、人間として振る舞われました。

イエスが洗礼を受けられると「天がイエスに向かって開いた。・・・神の霊が鳩のようにご自分の上に降ってくるのを御覧になった。そのとき『これはわたしの愛する子、私の心に適う者』と言う声が天から聞こえた。」とあります。

この言葉はわたしたちの罪を赦すために御父と子(イエス)と聖霊が唯一の神として降誕なさったことを意味します。わたしたちは三位一体の神によって洗礼を授けました。

イエスは御子ですが100%人間としてこの世で活動なさいました。第2朗読にあるように「イエスは・・・悪魔に苦しめられている人たちをすべていやされたのですが、それは、神がご一緒だったからです」。つまり、イエスは幼い頃から聖霊を通して御父から学ばれました。イエスの起こされた奇跡は、人間イエスが行われたのではなく、イエスの信仰によって、御父にお願いし、御父が行われたのです。同じように、イエスが行われるわたしたちの罪の贖いは三位一体の神が行われるのです。

三位一体の神に感謝いたしましょう。

 

三田一郎 助祭

講座のご案内

ー2024年度の講座案内についてはしばらくお待ちくださいー