お知らせ

イエスに何を願いますか

2018年10月27日

三田助祭

[福音 マルコ10:4]

エリコからエルサレムに登る途中、弟子たちはイエスと共に歩きながら、イエスがイスラエルの王となったとき、誰がイエスの横に座るか議論しています。バルティマイという名の盲人が「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんで下さい」と叫びます。弟子達が黙らせようとしますが彼は諦めません。バルティマイの願いはイエスの憐れみでした。わたしたちもバルティマイのように粘り強く諦め強くイエスに憐れみ願う必要があります。

イエスは憐れみ深くバルティマイを呼ばれます。バルティマイは身につけているすべての汚いものを脱ぎ捨てて、躍り上がってイエスのところに来ます。そしてイエスは彼の目を癒し、「行きなさい」とおっしゃいます。過去の例を見ますと、イエスに癒やされた者はたいてい喜んでどっかに行ってしまいます。バルティマイは違います。彼はイエスに従うのです。

わたしたちも、イエスに呼ばれたら、身に持つあらゆる不必要なもの、この世で汚れたものを捨ててイエスの前にひざまずくのです。イエスは「何をしてほしいのか」と聞かれます。わたしたちもこの世の生活の中で見えなくなっていることが沢山あります。「目が見えるようになりたいのです」と答えたらいかがでしょうか。

イエスはわたしたちの目を癒してくださり「行きなさい。」と言ってくださいます。あなた方は行きません。バルティマイのようにイエスに従うのです。

 

三田一郎 助祭