お知らせ

求めなさい。そうすれば与えられる。

2016年07月23日

シスター品川

今日は、聖書の中の有名なみ言葉「求めなさい。そうすれば与えられる」について考えてみましょう。そして今の時代に何を求めたらいいのかも考えてみましょう。

このみ言葉は、次に続く「探しなさい。そうすれば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる。だれでも、求めるものは受け、探すものは見つけ、門をたたく者は開かれる」を読むと、イエスさまの言わんとされる内容が伝わります。もしわたしたちがよい心で何かを求めているのなら、決してその努力が無駄になることはないということでしょう。求めている以上のものを、ちょうどよい時に与えてくださるに違いありません。神さまを信じているのなら、一番必要な時に、必要なものを与えてくださいます。問題は、わたしがそれを欲しいと願い、求めるかどうかです。

ヤコブの手紙の中にこんな箇所があります。「よい贈り物はみな、上から、光の源である御父からくるのです。」(ヤコブ1章17節)

わたしたちが願う良いものは、みな御父からくることを知っていれば、神さまがとても身近な方で、温かくて、うれしい、ありがたい存在になるはずです。もしかして、わたしたちがもっともっと良いものを求めることを待っていらっしゃるのかもしれません。もっともっと良いもの、一番良いもの、それは勿論、聖霊です。わたしたちは、畏れ多くてお願いしないのかもしれませんが、この世界が良いものへと変わっていくためには、聖霊の力が必要です。「聖霊来てください。あなたの光の輝きで、わたしたちを照らしてください」と祈りましょう。

連続して起こるテロ事件や紛争、殺人など、罪と死の闇が全世界を覆っているかのようなこの悲惨な世界から立ち上がらせてくださいと、祈ることを知っている者が、心を合わせて御父に祈りましょう。わたしたちには祈ることができるし、今こそ祈らなければならないのです。「求めなさい。そうすれば与えられる」はずです。

 

Sr.品川ヨシ子

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