お知らせ

平和が皆さんとともに

2012年04月22日

山本神父ミサの初めに司式司祭は、「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが皆さんとともに」、または「主イエス・キリストによって、神である父からの恵みと平和が皆さんとともに」という新約聖書にあるパウロの手紙の一節からとられた言葉を用いてあいさつします(「主は皆さんとともに」という簡略な形もあります)。しかし、司教が自らミサを司式するときには、「平和が皆さんとともに」ということになっています。この特別な言葉は、本日の福音にある、復活の主が弟子たちの真ん中に立って言われた「あなたがたに平和があるように」からきていると思われます。だとすると、それは通常のあいさつの言葉のようにパウロのものではなく、イエスご自身のお言葉、しかも復活されたキリストご自身のお言葉だということになります。

関口教会は司教座教会(カテドラル)なので、聖週間の典礼は今年も岡田大司教さまの司式によって行われました。復活徹夜祭の初めに、大司教さまが「平和が皆さんとともに」とあいさつされたとき、私は復活の主の現存をいつもより強く意識することができたように思いました。

 

山本量太郎神父