お知らせ

週報No.399-2018年7月15日(年間第15主日)

2018年07月14日

1.西日本豪雨災害に対する救援募金について

このたびの西日本豪雨災害による被災者の救援活動を支援する募金を行ないます。皆さまの献金はカリタスジャパンが被災地の教区と連携して推進する救援活動のために活用されます。聖堂入口で受け付けていますので、ご協力をお願いします。

2.教会会計事務について

7月より会計事務の一部を多田享功氏(公認会計士・税理士)にお願いする事になりました。勤務時間は、第2、第4日曜日11時から15時、及び平日1日です。活動費等の請求は原則として上記の日曜日の時間帯にお願いします。多少不便になるかと思いますが、ご協力のほどよろしくお願いします。

3.教区平和旬間・巡礼ウォークお手伝いのお願い

今年の東京教区平和旬間は8月6日(月)~15日(水)で、11日(土)には平和巡礼ウォークと18時より大聖堂で平和を願うミサ(司式:菊地大司教)が行われます。

つきましては、巡礼ウォーク後に休憩室(中会議室)で冷たい飲み物を提供するボラン ティア(16時~18時)を募集します。お手伝いいただける方は事務所カウンターの申し込み用紙にご記入ください。よろしくお願いします。(7月29日まで)

4.お水のサービス開始のお知らせ

福祉部では暑さ対策として本日より、10時ミサ後、関口会館エントランスホールでお水のサービスを行ないます。皆さまご利用ください。

5.講座の夏休みについて

各講座は下記を最終日として夏休みとなりますのでお知らせします。

  • 西川神父 : 7月21日(土)、再開 9月13日(木)
  • 三田助祭 : 8月4日(土)、再開 9月8日(土)
    アルファコースは7月24日(火)、再開 9月18日(火)
  • Sr.松村: 7月22日(日)、再開 9月3日(日)

7月15日の予定

入門講座(Sr.松村、11時30分、集会室2)
神と科学(三田助祭、11時30分、教理室6)
教会学校(終業式、10時ミサ後、中会議室)
聖体奉仕者の会(13時30分、集会室1)

7月22日の予定

入門講座(Sr.松村、11時30分、集会室2)
神と科学(三田助祭、11時30分、教理室6)
アデステ(10時ミサ後、小会議室)

その他の予定

侍者・献金少女夏季練成会(7月21日(土)~22日(日))
聖歌隊練習(7月21日(土) 19時~20時30分 大聖堂)

 

司祭短信57

サッカーW杯ロシア大会が終わりました。先週、木曜日(12日)朝四時半、目が覚めて、なんとなくダイニングキッチン(食堂)に行ってみると、当然のことながら、ルイス(真境名)神父さんが、じっとテレビの画面を見ていました。音声のボリュームを落としているので、廊下からは、ほとんど何も聞こえません。テレビの画面と、それに釘付けになっているルイス神父さんがいるだけです。私も画面に目を注ぎました。準決勝の試合、クロアチアとイングランド戦の最終場面です。一点をめぐっての接戦で、結局、クロアチアが勝ちました。そして、ベルギーに勝ったフランスとの決勝戦に臨んだのです。

今年は会場がロシアで、日本との時差が6~7時間。いい試合は、夜中か夜明けに放映されました。日本が試合に出ている時は、夜中だろうが夜明けだろうが、以降にお構いなく、テレビの中継にかじりついて見ていましたが、ベルギーに負けて敗退が決まったら、あとはニュースで結果を見るのが精一杯でした。しかし、中には、夜中だろうが夜明けだろうが、中継のテレビ放送がある限り、一戦も逃さず見ているマニアックな方もいたのです。その一人がルイス神父さんだったのです。

マニアックという言葉は神父さんには当たりません。神父さんにとってサッカーは人生なのです。私たちが、自分の生育歴を、世の中の出来事や動きに合わせて受け止め、説明しているとするなら、ルイス神父さんにとってはサッカーであり、具体的にはW杯(ワールドカップ)なのです。サッカーに詳しいというより、サッカーで自分が社会と関わった歴史が自分の歴史であり、家族の歴史でもあるのです。驚きました。

日本でJリーグができる前に、企業がサッカーチームを抱え、そのチームで戦って全国大会まで行き優勝したり、その中の優秀な選手を集めて国際試合に出たりしていた頃のことをよく知っています。オリンピックでいいところまで行ったメキシコ大会のこと、「ドーハの悲劇」のこと、優秀な選手が、外国のクラブチームに高い契約料でスカウトされたことなど驚くばかりです。

今回のロシア大会は、神父さんにとって、ラッキーな条件が揃いました。まず、長い夏休みを取ったので、学校で要求される予習復習、試験に備えての厳しい学習から解放されました。ミサや面会だけに気を使っていれば人に迷惑をかけることがありません。ですから、教会の祈り、説教の準備、日本の新聞を読む勉強さえしていれば、あとの時間をテレビ観戦に使えたのです。真夜中の十二時から夜明けの六時まで、続けて見ることが何回もあったようです。

9月にお父さんの一周忌で帰国することになっていますが、国に帰っても、何の違和感もなくワールドカップの話の中に入ることができるでしょう。何しろ、テレビで放映される実況中継を全部見てきたのですから、そのまま、ロシアで観戦してきたかのように話せるはずです。神父さんはサッカーをやった経験がありません。子供の頃、庭先や広場でちょっとボールを蹴ったくらいだそうです。しかし、プロサッカーを通しての社会現象は生きた知識が頭に詰まっています。生きた歴史です。

今回のロシア大会も、これから神父さんが生きていく中で、ご自分の歴史と絡み合わせて認識され語られていくでしょう。ワールドカップはそれに耐えるだけのキャパシテイを持っていると思います。多分、日本のチームを大いに褒めてくれると思います。