お知らせ

ホルヘより、自己紹介申し上げます。

2020年06月19日

関口教会の皆様、わたしは東京教区の助祭、ホルヘ・マヌエル・マシアス・ラミレス(Jorge Manuel Macias Ramires)と申します。メキシコ合衆国のハリスコ州のグアダラハラ出身です。この度、新型コロナウイルス緊急事態宣言の最中、小平教会から関口教会への異動となりました。まだお会いできていない方も大勢いらっしゃいますが、コロナが終息したあとに、皆様と共にマリア大聖堂でミサに与ることを楽しみにしています。

私の名前について簡単に説明いたします。メキシコでは通例、名前と洗礼名は一緒なのですが、わたしは2つ(ホルヘとマヌエル)付けられました。メキシコ人は皆、名字を2つ並べます。最初の名字(マシアス)は父親の名字、二番目の名字(ラミレス)は母親のものです。名前が長いのでホルヘとだけ覚えてもらえれば結構です。兄弟8人の中でわたしだけが司祭の道を選びました。わたしが8歳の時、自分の教会の主任司祭のような神父に憧れて、神学院に入りました。

わたしはこれまで日本の色々な教会で司牧させて頂きましたが、こんなに大きな教会は初めてです。今わたしは関口教会共同体に派遣されることに喜びと希望を覚えています。コリントの信徒への第一の手紙12章に、次のように記されています。「体は一つでも、多くの部分から成り、体のすべての部分の数は多くても、体は一つであるように、キリストの場合も同様である(12節)」。「そこで神は、御自分の望みのままに、体に一つ一つの部分を置かれたのですか(18節)」。

わたしたちが信仰を持つことは神様の招きにほかなりません。わたしたちがこの招きに応えるとき、神様は御自分の望みのままにわたしたちを正しい時、そして正しい場所に置かれているはずです。それはわたしたちがキリストの体である「教会」に成るためです。わたしはこの関口教会共同体を選んだわけではありません。神様はわたしが聖職者として歩むために、この素晴らしい共同体へとわたしを置かれたのでしょう。また神様は、キリストの教会に属する一人ひとりが、信仰の道を歩みながら成長するためのご計画をお考えになられていると思います。信徒の皆さんもわたしも、キリストの体の一つの部分として大切な存在です。キリストの体に成るためにわたしたち一人ひとりは、固有の大切な役割が与えられており、各々は互いに配慮し合うのです。

わたしはまだ助祭であり、共同体の中で果たす役割と仕事には限りがありますが、主任司祭、リーダーの方々と共に奉仕に携わろうと思っています。任されたグループのお世話のため、責任を持ってリーダーと相談しながら励んでまいります。まずは入門講座や聖書講座、特別なテーマの勉強会の準備をさせていただく予定です。

わたしが教えることよりも、皆さんから学ぶことの方が沢山だと思います。教会として、また個人としての成長のため、互いに司牧と宣教のために必要なアイディアを出し合っていきましょう。

これから関口教会の共同体の皆様と共に信仰の道を歩んでいけることを嬉しく思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。