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『勝利のミサと聖母の晩課』
2012年01月19日
『勝利のミサと聖母の晩課』 ビクトリア、ジョヴァンニ・ガブリエリ没後400年記念
2011年のビクトリア、そして2012年のジョヴァンニ・ガブリエリ没後400年を記念する演奏会です。さらに同時代のモンテヴェルディの作品を加えて、17世紀初頭の名作の数々によるプログラムを組みました。ルネサンス最後の巨匠ビクトリアの宗教作品はアカペラの合唱で演奏されることがほとんどですが、16世紀末にはオルガンや金管など多くの楽器と共に演奏されていたことが窺われます。
器楽は即興的な装飾を加えて華やかな彩りを添えていました。また、ヴェネツィアでは音楽史上特筆すべき器楽演奏の最初の興隆が見られました。そのような当時の響きを東京カテドラルの大空間に再現します。そのために今関西で最も旬な古楽演奏グループ、アンサンブル・プリンチピ・ヴェネツィアーニを招聘しました。いつもとはひと味もふた味も違うコントラポントの演奏にどうぞご期待ください!
日時・場所
日時:2012年2月17日(金)午後7時 (6:30開場)
場所:東京カテドラル関口教会 聖マリア大聖堂
主な演奏曲
- グレゴリオ聖歌 Gregorian chant
- トマス・ルイス・デ・ビクトリア ミサ《プロ・ヴィクトリア》、アヴェ・マリア(8声)Tomás Luis de Victoria (1548-1611), Missa pro victoria Ave Maria a 8
- ジョヴァンニ・ガブリエリ 「 神に喜び歌え」、マニフィカト、カンツォーナ15番Giovanni Gabrieli (ca.1554/7-1612), Jubilate Deo Magnificat Canzon 15 a 10
- クラウディオ・モンテヴェルディ 『倫理的宗教的森』より「グロリア」Claudio Monteverdi (1567-1643), Gloria a 7, Selva morale e spirituale
演奏
独唱
ソプラノ 花井尚美 テノール 谷口洋介 バス 春日保人
器楽
ヴァイオリン、ヴィオラ 小野萬里 丹沢広樹 オルガン 上尾直毅
合唱
コントラポント合唱隊
アンサンブル・プリンチピ・ヴェネツィアーニ
- コルネット 上野訓子 笠原雅仁 堀川仁美
- サックバット(バロック・トロンボーン) 織田貴浩 竹本裕一 日生貴之 松田洋介
- ドゥルツィアン 淡島宏枝
指揮
花井哲郎
チケット(全自由席)
前売 一般 4,000円 ペア 7,000円 学生 2,500円* 当日 4,500円
*学生券は学生証を提示の上お求め下さい
前売
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
(セブン-イレブンでの引き取り可能)
東京古典楽器センター 03-3952-5515
スペース・セントポール(東京カテドラル内) 03-3941-4971
サンパウロ(四谷駅前) 03-3357-8642
問い合わせ
フォンス・フローリス 窪田 m-kubota@fonsfloris.com
古楽アンサンブル「コントラポント」
Contraponto
花井哲郎をリーダーとして2005年に結成された古楽声楽家、古楽器奏者によるアンサンブル。主に17世紀を中心とした後期ルネサンスからバロックの宗教音楽をレパートリーとする。声楽家と器楽奏者が音そのものに対するイメージを共有し、各自の独創性を生かしながらも「対位法的に」一体となった演奏を目指している。プログラムにより各パート一人ずつのアンサンブルから、バロック・オーケストラと独唱・合唱という形態まで、作品と時代様式にふさわしい編成をとる。
これまで自主公演のほか、目白バ・ロック音楽祭、NECレクチャーコンサートなどに出演、モンテヴェルディを中心としたイタリア初期バロック、シャルパンティエやド・ラランドなどフランス・バロック、シュッツを始めとした17世紀ドイツの3大S、スペインのビリャンシーコ、南米バロック時代のイエズス会宣教師の音楽などを手がけてきている。
公式ホームページ http://www.fonsfloris.com/c/
アンサンブル・プリンチピ・ヴェネツィアーニ
Ensemble Principi Venetiani
コルネット奏者の上野訓子と声楽家の笠原雅仁を中心にフランスのパリにて結成され、ヨーロッパの主要なバロックオーケストラやアンサンブル等との共演やCD、テレビ、ラジオ収録などに多数参加する等、初期バロックの音楽、特にイタリア音楽やイタリアに影響を受けた(イタリアの様式を受け継いだ)ドイツ音楽などのレパートリーを中心に演奏活動を行ってまいりました。2008年の夏に拠点をパリから京都に移し、歴史的遺産や伝統芸術を重んじる京都で、西洋の歴史、文化の発展に大きな役割を果たした音楽を私たちは国境を越えて皆様にご紹介していきたいと考えております。
公式ホームページ http://principivenetiani.blogspot.com/
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