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シメオン
2020年02月01日
[福音 ルカ 2:22-40]
今日の福音のメッセージは何でしょうか。この福音を通して、救い主がわたしたちを救うために、人間として天から降ってきてくださったことではないでしょうか。
何が小さな罪で何が大きな罪なのか、それは神様が決めるのであって人間が決めることではありません。たとえば傲慢の罪をみてみましょう。神様は天使が傲慢になったら、瞬間的にその天使を地獄に落として悪魔にしたと聖書にあります。わたしは傲慢の罪が地獄に落とされるような罪であることを知りませんでした。わたしはしょっちゅう傲慢な罪を犯します。ではなぜそんな罪を告解に行くだけで赦して下さるのでしょうか。
神様が傲慢な天使を地獄に落とすなら、やはり傲慢な人間は神様が瞬間的に地獄に墜とす罰を受けるのではないでしょうか。でも、神様は告解に行って回心したならばわたしの罪を赦してくださいます。
何故だろう。それは救い主であるイエスがわたしの罪を背負い、わたしが受けるべき罰をわたしの代わりに受けて陰府に降られたからです。わたしがシメオンのように、救い主イエスに対して、心からありがたく思った瞬間でした。
シメオンが予言した通りマリア様はイエスの十字架の下で剣で頭から刺しぬかれたような経験をされました。マリア様の信仰がなかったらわたしたちの救い主は天から降りてこられませんでした。
救い主であるイエスと救い主と同じように苦しまれたマリア様にとりなしの祈りをいたしましょう。
三田一郎 助祭
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