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祈り
2019年10月19日
[福音ルカ 18:1-8]
貧しいやもめがいました。やもめは弱い存在で人々から虐待され、いじわるされ、少しですが、隠しておいた持ち金を全部だまし取られてしまいました。このままでは飢え死にしてしまう。やもめは必死になって裁判官に訴えます。でも裁判官は聞いてくれません。追い返してしまいます。あまりにも毎日やもめがうるさく頼むので裁判官は、しかたなく彼女に裁判をしてやります。
この話からわたしたちは何を学ぶべきでしょうか。まず必死になって祈ること。毎日、毎日祈ること。
なぜわたしたちの祈りが必要なのでしょうか。神様は、わたしたちと共同で神の国を造られたいのです。神はわたしたちに協力させて下さるのです。
イエスは「気を落とさずに絶えず祈らなければいけない」とおっしゃいます。殆どの祈りはすぐに聞き入られません。
大きなことをお願いするならば、神はわたしたちの忍耐を試されます。大勢の人が祈る必要があります。
すべての人の祈りを神が瞬間的に効いてくだされば、人間は自由意志をなくします。わたしたちは毎日、気を落とさずに絶えず祈らなければいけないのです。
巨大台風の災害や東日本大震災で苦しんでいる人々、世界の平和など、あまりにもたくさん祈ることがあるのでどう祈るかわかりません。そのようなときはイエス様に来ていただくように祈り、イエス様の光を豊富に頂いた後にわたしたちは横に退き後はイエス様に任すのです。
三田一郎 助祭
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