お知らせ
あなたは幸いである
2019年02月16日
[福音 ルカ 6:17, 20〜26]
歴史的に見ると、素晴らしい説教をした人は大勢いますが、イエスの山上の説教に優る説教はないと言われています。この説教をイエスから直接聴いた人々の多くは元気付けられました。では2千年後に生きるわたしたちは、この説教を読んでどう反応するでしょうか。
「貧しい人々、飢えている人々、泣いている人々、憎まれている人々たちは天には大きな報いがある」とおっしゃいます。さらに、「富んでいる人々、満腹している人々、笑っている人々は悲しみ泣くようになる」とおっしゃいます。
二千年前のイスラエル人に比べると我々は富んで、満腹して、笑っています。つまりわたしたちは「悲しみ泣く」救われないグループに入っています。
わたしたちは毎週、ミサに参加します。祈ります。でもイエスは「洗礼を受けて教会に来る人は幸いである」とは言われません。「常に祈る者は幸いである」とも言われません。ではわたしたちはどうしたら救われるのでしょうか。
イエスはきちんと答えを下さっています。次のことはイエスにとって最も重要なことなのです。なぜなら、一つの章に4回も同じことが書かれています。マタ25:35,40,42,45にあります。「はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さな者一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。」と。これがイエスの答えです。
さて、どうすればイエスに「あなたは幸いである」と言っていただけるのでしょうか。
三田一郎 助祭
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