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わたしたちの光を見せよう
2019年01月05日
[福音箇所 マタイ 12:1−12]
第一朗読では「闇は地を覆い、暗黒が国々を包んでいる」とあります。イエスが到来する前は全世界が暗黒に包まれていました。世の光であるイエスがお生まれになります。イエスの光は東方の占星術の学者たちをベツレヘムの馬小屋まで導きます。つまりわたしたちのような異邦人も、この学者たちと共にイエスに導かれました。神に導かれたならば、この光によって三位一体の神を知ることが出来るのです。
覚えておられますか。わたしたちは洗礼によってこの光を放つろうそくの火をいただきました。この火を大きくし、決して消えないようにすることを神に誓いました。そしてこの火をまだ持っていない人に見せることも誓いました。あなたは多くの人にこの火をもたせたでしょうか。
この光はヘロデ王、祭司長、律法学者たちには見えませんでした。残念ながらこの火を見たくない人々が我が国にも多くいます。今の経済成長のためには何でもしなければいけないという人もいます。このような人々にわたしたちが頂いた火を見せる必要があるのです。
わたしたちは本当に大事なものにこの光をあてる必要があるのです。イエスはおっしゃいます「隣人を自分のように愛しなさい」、「最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」と。
イエスから頂いた火をもってこの世の小さな者に光と愛を示しましょう。
これはケルン大聖堂の中にある三人の博士の棺です。わたしたちの聖堂に安置されている博士の遺物はこの中に安置されていたのです。
三田一郎 助祭
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