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イエスの悪との戦いと慈しみ
2018年06月09日
[福音箇所 マルコ2:20−35]
今日の福音の前にイエスは宣教して周り、多くの病人を癒され、重い皮膚病をいやされ、中風をいやしされたことが記されています。聖書に書かれている以外にも多くの奇跡を行われたのでしょう。人々は熱狂的にイエスを追いかけました。病気の人はイエスにいやしを願いました。 人々はローマ帝国に奴隷のような生活を虐げられていたので、この人こそ奇跡的にローマ軍を滅ぼし、イスラエルの王となれば生活が楽になると、イエスに期待していたのです。
イエスは苦しい思いをしている群衆に心から溢れ出る慈しみを注いでおられます。悪魔は律法学者たちに「イエスこそ悪魔だ」と避難させ、イエスの活動を徹底的に邪魔します。これが終わることのないイエスの救いの宣教です。
イエスや弟子たちはあまりにも忙しく、ゆっくりと食事をとることもできない状態でした。もう限界が来ているとイエスの家族はイエスをナザレに連れ戻そうとします。
イエスは群衆に「あなたたちの罪は赦される。あなたたちを救いに導く聖霊を絶対に冒涜してはいけない」。 さらにイエスはおっしゃいます。わたしは母マリアを愛している。その愛はマリアがわたしの実母だからではなく、マリアは人の中で最も深い信仰をもっているからだ。あなたたちも御父と隣人をマリアのように深く愛すならばわたしの母であり、兄弟だ。
兄弟たち、わたしについてきなさい。
三田一郎 助祭
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