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イエスの昇天
2018年05月12日
[福音箇所 マルコ16:15−20]
わたしたちが弟子たちとともにイエスの昇天を目撃したらさぞ心細かったでしょう。イエス様が天に昇られてしまった。どうしよう。寂しい。アウグスチヌスは次のような言葉でわたしたちを励まします。
「主は天に昇られましたが、わたしたちから遠く離れていません。洗礼を受けたわたしたちの体は地上に留まっていても、わたしたちはすでに主と共に天にいるのです。さらに、わたしたちが地上で迫害や苦しみを受けたらキリストも地上で耐え忍んでくださるのです。」
アウグスチヌスはキリストがどのように助けてくださるか説明します。パウロの回心をみてください。パウロはキリスト者を捕まえて迫害していました。地上にわたしたちと共にいてくださるキリストはパウロを回心させ、神の教えを全世界に広げる恵みを与えられました。
キリストは天で父の右に座しておられますが、わたしたち一人ひとりの心の中にもおられます。わたしたちがするべきことはイエスの掟を守ることです。あなたの神である主を愛しなさい。そして隣人を自分のように愛しなさい。
「あわれみのために天から降り、昇ったのはキリストだけでありながら、わたしたちも恵みによってキリストのうちに昇るのです。」
毎日の読書第3巻p.79 (文章としてよくわからないところもありますが、何回も読んでいるうちにキリストがその意味を心の中に植え付けてくださいます。)
三田一郎 助祭
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