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星に導かれて歩む
2018年01月06日
誰の人生にも、さまざまな出来事や出会いがあります。通常は、その一つ一つを丁寧に読むことも考えることもしません。
しかし、時間がゆっくり流れている時には、ふと立ち止まって振り返ってみると、何か不思議な道筋が見えてくることがあります。今の自分がどれ程多くの人に出会い、その出会いによって自分が変えられ、後の出会いの準備をされたかを知ることがあります。その時、人は神の摂理「星に導かれている」という事実に驚かされます。日常の連綿と続く繋がりは、無作為的に置かれたもののように思われます。しかしその一つ一つは確かに意味のあるものであり、必然だったと分かります。もしその一つが無かったら、違う結果になっていたかもしれないのです。
わたしたちは、信仰によって神以外の何も必然的なものはこの世界にはないと知っています。偶然であるすべてのものも、実はその人にとっては必然だと分かります。なぜなら、今その人が在るためには、偶然が必然的にそこにあったから、今のその人は存在していることを認めます。
ぼんやりと自分の人生を振り返ってみると、大きな出来事や目立たない出来事、出会いが重ねられてきているのを見ることができます。
事実、わたしが救い主に出会うために最初に道案内をしてくれた人は、職場の先輩でした。彼女はまじめに働くだけで、教会のことは何も教えも知らせもしない信者でした。次の案内人も同じ職場の信者でした。彼は教会の集まりのチラシをわたしに渡して誘ってくれました。具体的な最初の道案内人です。真面目な彼ら二人の仕事ぶりを知っていたので、この人たちの生き方に興味を持った
わたしは、自分で教会に行ってみようと考え、ある日曜日に教会に行ってみました。そして、初めには考えもしなかった受洗や修道生活への道を歩くことになりました。彼らに門をくぐることように導かれてここまで歩んできました。しかし、まだこの道の終わりは迎えていません。彼らはとっくの昔にわたしの前からは姿を消しました。それでいいのです。
闇のようなこの世界の中で、自分も導かれ、他の人をも導くという「神の御摂理の摂理」になるありがたい生き方を今年も感謝して前進しましょう。神さまは具体的に働くわたしたちを必要とされています。
Sr.品川ヨシ子
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