お知らせ

コンポスト移動

2017年12月02日

西川神父

カテドラルも今まさに紅葉の絶頂期です。桜から紅葉が始まりました。毎日眺めていても飽きません。裏の司教館のレンガ色とマッチしていて、まさに一幅の絵です。この2週間の間に半分以上、散りました。落ちた葉を掃き寄せるのが大変ですが、掃き掃除は序の口です。そのうち、ケヤキが落葉を始めます。その時は、他の落葉樹が揃って葉を落としますので、ルルド前から鐘楼前まで葉っぱで埋まります。

昨年は、すごいなーと感心し、落ちた葉を集めて入れる、ベニア製のコンポストを結局三つ作りました。入れては踏みしめ、また入れては踏みしめて、ともかく、イチョウの葉っぱ以外は全てこの三つのコンポストに収まりました。しかし、ルルド裏の二つのコンポストは、落ち葉の臭いがでて迷惑をおかけしていることから、敷地の北に移動することになりました。

まず、コンポストに収容されている落ち葉を、残土を入れる90リットル入りの袋に入れていただきました。何十枚もいるかと思いましたが、以外と20枚も要りませんでした。多分、落ち葉を入れて満杯になるたびに、人が中に入り踏み固めたからでしょう。Iさんの仕事は早いです。いつも感心しています。たちまちにして、二つのコンポストは空っぽになりました。あとは簡単です。ベニア板に記号をつけて解体し運ぶだけです。適当なところを見つけて、組み立てました。ほんの二時間ほどの作業です。

約一ヶ月して、コンポストを覗いたら、8割くらいいっぱいになっていました。繰り返すまでもなく、落ち葉は、最良の肥料です。花でも木でも、1年くらいコンポストで蒸らしたあと、根元に埋めて土をかぶせておくだけで、天然の養分となります。春に芽を出し、地中の養分を吸い込んで、夏に酸素を提供し、養分を貯めて秋に地上に落下した宝を捨てるわけにはいきません。庭に落ちた葉は無駄なく使わせていただきます。ご協力、お願い致します。

西川哲彌 神父