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コンポスト 近況報告
2017年06月17日
昨年秋、カテドラル構内の片隅に、落ち葉を入れておくコンポストを必要に応じて計3つ作りました。コンポストというような高尚なものではなく、アスベスト工事で出たべニア板の廃材をいただいて箱のような枠を作り、蓋を乗せただけのものです。高さ90センチ、幅180センチ、奥行き1メートルで底はありません。土の上に底のない箱を置いたようなものです。ゴミとして出していた落ち葉を入れる大きなゴミ箱です。
最後に入れたのが11月でしたから、すでに半年以上経っています。蓋は簡単に開けることができますので中がどうなっているかは一目瞭然です。落ち葉ですから軽いもので、入れたすぐ後は、ふかふかのベッドのようでした。それが、半年経った今、蓋が閉め切れないほどだった高さが少し低くなり、ゾウリムシを始め、日陰が得意な虫たちがうようよしています。つまり、落ち葉が腐って堆肥化し始めている状態です。コンポストの目的は生ゴミを腐らせて野菜や植木の肥料にすることですから、この木箱のコンポストも少しばかり本来の目的に沿っているのかもしれません。
新しい落ち葉を入れるまで、あと半年あります。そのうち、また、どう変化するかは、見てみないとわかりませんが、多分、もっと堆肥化するだろうと思います。農協やホームセンターに行くと、「腐葉土」が袋詰めにして売られています。
花や野菜を育てるために便利な肥料です。時々、買ってきて、花の周りにまいたりします。あるいは、土を掘って腐葉土を敷いてその上に花の苗を植えたりします。今年は自家製の腐葉土が使えるかどうか、楽しみです。
西川哲彌 神父
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