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わたしと父は一つである
2016年04月16日
本日、御ミサのなかで読まれる福音の最後は、この「わたしは父と一つである」という言葉で締めくくられています。本当にイエス様の言葉は神様に通じるものかなと疑いを持つ人々に対する答えです。
私たちの日々の生活の中で、良いことや思わしくないことが次々とやってきます。人生の新たなステップを迎えている人は当然ですが、のんびり暮らしているような人でも、いろんなことが起きているのです。「大変だー、どうしよう、どうしたら良いの」と、簡単に打ち明ける人がいれば良いのでしょうが、家族や友人でさえ、そう簡単に打ち明けられないのが現実です。
そんな時「神様、どうしたらいいのか教えてください」と祈るのが第一です。かといって、神さまが「こうしなさい、ああしなさい」と簡単に教えてくれるわけではありません。むしろ、神様は「自分で考えなさい。最後は自分で決めて、自分で行うしかないのですよ。」とおっしゃるでしょう。
しかし、静かに祈っていると、ヒントが与えられるのは確かです。「わたしは父と一つである」という言葉は、それを保証しています。
人が生きることは、大変なことです。多くの方が「大変だー、どうしよう、どうしたら良いの」ということに直面しているでしょう。そんな時は、まず、顔を天に向けて祈ってください。必ず解決のヒントが与えられます。「必ず」です。
西川哲彌 神父
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