お知らせ

聖書が一番伝えたいこと

2016年04月02日

三田助祭

[福音箇所 ヨハネ20:19−31]

聖書が「これだけは信じなさい」と言っている一番大事な一言は何でしょうか。

あるとき、わたしはイエスが神であることを聖書から証明したいと考えました。納得いく証明は出来ませんでした。皆さん、こんなことをする必要はないのです。心で感じることを信じればよいのです。

どうしよう。イエスが神であることを信じないなら、わたしはキリスト者ではない。わたしは必死でした。

わたしは一週間の黙想に行くことにしました。黙想のテーマは「イエスが神であることを心から断言できる様になる」ことです。そのとき、わたしはサンフランシスコにいました。ベネディクト会の黙想の家がサンディエゴにあります。距離は千キロですが車なら一日で運転できる距離です。朝早く出て、ロサンゼルスの渋滞をうまく通り抜け、夕方5時に着けると思ったら、急に眠くなり、ラジオを大きくつけて走っていました。

そしたらなんと、ラジオが「イエスは神だ、イエスは神だ」と叫ぶのです。わたしは瞬間的に神の声がわたしに来たと確信しました。その時、イエスの復活の目撃者がのべ500人以上いることがひらめきました。聖書は「これだけは信じなさい」と、復活を目撃した人の数を強調しています。もし御父が最初にイエスを復活させたならイエスは神だ。イエスが神なら聖書に書かれていること全てが信じられる。

あなたがこれを奇跡と信じなくても結構です。神様は個人的な奇跡を行って下さいます。感謝。

 

三田一郎 助祭