お知らせ

福音の叫び

2015年04月11日

三田助祭

ヨハネ20:19−31

「これだけは絶対信じてほしい」という福音の叫びが聞こえますか。今日の福音ではイエスが弟子たちの前に現れています。「弟子たち」とありますが、婦人たちや72人の弟子たちも入れて100人ぐらいそこにいたでしょう。

その他、イエスはマグダラのマリアにも現れました(ヨハ20:11)。エマオの弟子たちに現れました(ルカ24:13)。7人の弟子にも現れました(ヨハ21:1-13)。イエスは多くの弟子たちが見ている前で天にあげられました(マタ16:19)。なぜこのように十字架で亡くなった後、多くの人の前に現れたのでしょうか。わたしがざっと数えますと述べ500人の証人はいたでしょう。

他にもあります。11人の弟子たちがユダの後任を選ぶとき、「主の復活の証人になる」人をえらぶべきだとも言っています。(使徒1:21)イエスはトマスに「信じる者になりなさい」と復活を信じる必要性を強調されました。

わたしたち、そこにいなかった者にとって、福音は「これでもか!」と復活を動かしがたい事実とします。これが福音の叫びなのです。イエスはおっしゃいます。「これだけは信じなさい。御父がわたしを復活させた。だからわたしが神であることが信じられるであろう。もしわたしが神であるなら福音のすべてが信じられるだろう。」

福音の中で一番大事なことはイエスの復活なのです。このことを信じれば福音のすべてが信じられます。

 

三田一郎 助祭