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聖母の賛歌
2014年08月09日
カトリック教会には、数々の素晴らしい聖母賛歌、すなわち、聖母マリアをたたえる歌があります。いくらでも挙げることができますが、あえて一つに絞れば、アヴェ・マリアでしょうか。
しかし、カトリック教会はそれらのマリアをたたえる聖母賛歌よりも、少なくとも典礼においては、マニフィカト(わたしは神をあがめ)という、マリアが神をたたえる賛歌を上位に位置づけています。聖務日課の晩の祈りの中心に置いているのです。
このマニフィカトは、福音の歌とも呼ばれているように、福音書そのものから歌詞ができています(ルカ1・47-55)。そして、聖母被昇天祭のミサでは、この箇所が必ず福音として読まれます。
聖母の祝日とは、聖母をたたえることにつきるものではなく、むしろ聖母とともに、聖母がたたえたように、神をたたえる祝日であることを意識させられます。
聖母の被昇天の祭日は8月15日ですが、そのミサをその週の主日に繰り上げてささげることが許されています。
山本量太郎神父
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