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キリスト教一致祈祷週間を前にして
2014年01月11日
今年も間もなく始まるキリスト教一致祈祷週間(1月18日~25日)を前にして、2017年まであと3年になってしまったと改めて思う。2017年、それはルターの「宗教改革」が1517年に始まって500年経ったという年だ。プロテスタントの諸教会はともかく、カトリック教会はこの年をどのように迎えるのだろうか。まさか素通りをするようなことはあるまいが…。
21世紀はキリスト教一致の世紀であらねばならないと常々考えている。キリスト教は500年前の16世紀にカトリックとプロテスタントが別れただけでなく、実は1000年前の11世紀にも、東方のオーソドックス(正教会)と西方のカトリック(公教会)とが袂を分かってしまっている。
500年ごとに大分裂を2回繰り返してしまったキリスト教は、今世紀に決して3度目を起こしてはならない。21世紀は、一致への筋道をたてて、一つ一つ実践に移していくことが、キリスト教のあらゆる教派に課せられているのだ。一人ひとりにできることは何か、問われている。
山本量太郎神父
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