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主を待ち望むアドベント
2012年12月16日
降誕祭の4つ前の日曜日から教会は待降節に入っている。元の言葉はアドベントである。さらにその語源をたどるとラテン語の「来る(アドベニオー)」に行き着く。
ある時、アドベンチャーという単語も同じラテン語からきていることに気づいた。そして、アドベンチャーは未来形から、アドベントは完了形からできたということがわかった。アドベンチャーは、まだ来ていない、これから何が起こるかわからない、だからいまは冒険という意味でもっぱら使われているのであろう。
それに対して、アドベントは、来ている、到来なのだ。来るか来ないかわからないものを待っているのではない。既に来られた方がいま共におられ、いつの日か必ず再び来られるのを待っているのである。
山本量太郎神父
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