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洗礼式を思い出して
2012年12月09日
マルコ7:1-8,21-23
今日は待降節第二主日です。わたしたちは、全世界の人々を救うために神が人となって来られた、イエス・キリストの誕生日を待っています。どのようにして待つのでしょうか。わたしたちが住むこの世は荒れ野です。人間はどうしても誘惑の誘いに負けて罪を犯してしまいます。待降節は清らかで、厚い信仰心によって神への愛に満ち溢れた心を準備しながら救い主の到来を待つのです。
洗礼者ヨハネはわたしたちが住む荒れ野で叫びます。「自分が洗礼を受けたときに神からいただいた罪の赦し、キリスト者になった感激、信仰宣言、悪霊を追い出す誓いを思い出しなさい。そして今、心から悔い改めなさい。」と。
ヨハネは「主の道を整え、その道をまっすぐにせよ」と言います。これは「福音を生き、心を真っ直ぐイエス・キリストの方に向けよ」と解釈できます。
「谷は埋められ、山と丘は低くされる」これは「傲慢な者は低くされ、謙虚な者は高くあげられる。悔い改める者は神に導かれる。」と解釈できます。
「曲がった道はまっすぐに、でこぼこの道は平になり、人は皆、神の救いを仰ぎ見る」これは「天国への道は悪霊によって通りにくくされているが、あなたが悔い改めることによってあなたにはこの道が真っ直ぐになる。」と解釈出来ます。
今日の福音に倣ってこの待降節に少しでも神に近づけるように祈りましょう。
三田一郎 助祭
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