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十字架の向こうに希望がある
2012年09月16日
[年間第24主日]
関口のカテドラル聖マリア大聖堂の正面には、高さ16メートルの大きな十字架がある。ごらんになったことがあるだろうか。その背面から薄い大理石を通して、柔らかな光が差し込んでくる。大聖堂は東向きにたてられているので、夜明けころが特に一番美しい。何回見とれたことだろう。そして、いつしか思うようになった。十字架の向こうに光がある。それは希望の光だ、それはキリストの復活の光だ、と。
私は今、自らにそう語りかけ、また呼びかけたいと思っている。十字架から目を背けてはならない。十字架を見つめよう。十字架の向こうにこそ希望の光がある、復活の喜びがある、と。
キリストは「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って私に従いなさい」と弟子たちに言われた。それは、必ず希望にたどり着ける道にちがいない。
山本量太郎神父
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