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五つのパンで五千人
2012年07月29日
年間第17主日 ヨハネ6・1-15
子どものころ遊んだカトリックかるたを今でもいくつか覚えている。
「い」は、「五つのパンで五千人」だった。
ヨハネの福音書によると、このキリストのなさった偉大なわざは、一人の少年が「五つのパン」と「二匹の魚」を差し出すことから始まった。
これは、二千年前にこういうことが起こったということではない。
むしろ今、この私が自分の持っている「五つのパン」を差し出せば、キリストはそのわずかなものを無駄には決してなさらない、ということなのだ。
私の持っている「五つのパン」とは何だろうか。あなたの持っている「二匹の魚」とは何だろうか。「差し出す」とは何だろうか。問われている。
山本量太郎神父
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