お知らせ

復活節第4主日

2012年04月29日

「わたしたちが救われる名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていません」

シスター品川今日のペトロは聖霊に満たされて、きっぱりという。

初代教会の草創期の力強さがビンビン伝わってくる。もしも今日、同じような説教を教会で司祭が力を込めて話したらどうだろう。教会にはどんな変化が起こるだろうか。考えてみたことがあるだろうか?

子どもの賛美歌に「イエスさまがいちばん」という歌がある。子供らしい歌声で“イエスさまがいちばん、イエスさまがいちばん”と大きな声でうたっているのはかわいいが….。本気で大人が大きな声で歌えるだろうか?もっと大切にしているものはないだろうか?

現代の教会は、他の宗教への遠慮や配慮から、声を小さくしたのだろうか?

多分そうではないだろう。

何よりも、ペトロほど生々しく復活のイエスに出会っていないから、こんな激しい信仰告白はできないのかもしれない。

初代教会には、聖霊の火に焚きつけられたような勢いがある。まず、わたし自身、あかしの力を注ぐ方のみ前に立って、力をいただかなければと思う。

 

シスター品川