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神のいつくしみの主日
2012年04月15日
神のいつくしみの主日 ヨハネ10:19−31
十字架上で死を成し遂げられたイエスが最初に弟子たちの前に現れられたとき、トマスはイエスに会えず、悔しさあまり「わたしは決して信じない」と言います。でも2度目に現れられたとき、トマスは「わたしの主、わたしの神よ」と、イエスの復活を心から信じます。「これらのことが書かれたのは、あなたがたがイエスは神の子メシアであると信じるためである。」で今日の福音は閉じられています。
ここで分かるように「イエスが神である」と「イエスが復活された」は対になっています。
わたしたちが心の中に一粒の疑いも無く「イエスは神だ」と言えるように、イエスはあらゆる努力をされます。ペトロの兄弟は120人いた(使徒15:12)とありますから、イエスが死から復活され、この世で過ごされた40日の間に、のべ千人ぐらいの弟子たちが復活を目撃しています。十字架上のイエスの死を目撃した弟子たちの数はヨハネただ一人でしたから、復活の目撃者はとてつもなく大勢います。さらにマティアを12人目の使徒として選出したときの条件は「復活を目撃した人」でした(使徒1:12)。
イエスは福音を通して「復活を信じなさい」とだめ押しのように言っておられます。イエスの復活が事実であれば、「御父がイエスを最初に復活された」ことも信じられます。つまり「イエスが神だ」と言うことも信じられます。これらの事実さえ心の底から信じれば聖書の全てがすんなり信じられるからです。
三田一郎助祭
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